郡上八幡再発掘
こんにちは!無事出産して先日八幡へ戻ってきました。なぎさです。
そして、
「改めまして、どうもキッペイです」
妊娠〜出産〜子育てって、実際経験した人にしかわからない奥深さがありますね。横浜滞在の3ヶ月はとても特別な時間で今までの私がリセットされ生まれ変わった様な気分です。
育児はまだこれからですが、このたった1ヶ月半でもたくさん学びがあり、疲労もあるけど、伝えようのない幸福&充足感で満たされていて地味だけど楽しい毎日を過ごしています。
で。郡上八幡へ久しぶりに戻ってきた最初の感想は
「空気が澄んでいて、水が美味しくて自然と肩の力が抜ける。最高〜!」
八幡の人は人情があり、親切だと地元の方も口を揃えて言っていて、私もそう思っていましたが、悲しいかな、都会から戻るとそのありがたみが一層身に染みますね。涙。
さっそく近所のおばあちゃんによくしていただいています。
向かいのおばあちゃんはいつも
「ちょっと休んでいきなれ」
と声をかけてくれるので、お言葉に甘えてお邪魔してはコタツに入ってコーヒーご馳走になったり、吉平抱っこしてもらったり。
隣の隣に住むおばあちゃんは、
「買い物にもよう行けんやろうで」
(買い物にもなかなか行けないだろうから)
といって野菜をくれたり、この前はなぜかモーニングのトーストとゆで卵セット持ってきてくれました。笑
また、近所のおばあちゃんがやってるお茶屋さんがお城の麓にあって。
吉平見せがてらご挨拶に寄ったらちゃっかり甘酒ご馳走になっちゃいました。
抱っこしててくれたからゆっくり飲めたし、お菓子までつけてくれたという。。
そして今日は、お散歩がてら吉田川の流れる橋の横に新しくできたドーナツ屋さんによって、近くの日当たりのいいベンチに座って親子で日向ぼっこしていたら、向かいに住むおばあちゃんが声かけてくれて。
話していたら盛り上がって、
「今度ここに来てオムツ変えたいときはうちに寄んなれ。」
と。や、優しい(T_T)
(それにしても、冬はますます人が歩いてない・・・)
オムツといえば、子供を産んで初めて出かける際に授乳とオムツ替えの場所があることの重要性に気づいたのですが。
郡上八幡は子育てしやすい街を目指しているだけあり、「赤ちゃんの駅」という名の授乳&オムツ替えスペースが街の至る所にあるのでお散歩も楽々。
本当に助かります。母ちゃんの駆け込み寺的な。笑
「母ちゃん、ウンチでました(^O^)/」
しかも喫茶店やご飯屋さんにお座敷がある場合が多い&皆んな赤ちゃんwelcomeな雰囲気なので外食もしやすいです♪
赤ちゃん抱っこしてると高い確率で話しかけられて、先ほどの例のようについでに恩恵得られることも多々。
都会と比べたら何倍も子育てしやすいと思います。
その代わりトイザラスとか赤ちゃん本舗はないですけどね。ただ私は今のところ必要性を感じていません。まだこれからかな?
移住したての頃は郡上八幡最高!と思っても、暇を持て余したり、刺激が少なくてちょっとつまらないかも?とはたまに思っていたのですが、八幡て噛めば噛むほど味わい深いスルメのように、住めば住むほど魅力的な街だなと思います。
まず、生活の基本がぶれていない。
規則的に朝起きて夜寝る街で、地元の農家さん直送、美味しい季節のお野菜が安く手に入るし、自然が近いので季節の移り変わりが身近に感じられるだけでなく、一年の行事に沿ったイベントをいつも開催しているので日本の伝統もしっかり味わえます。
今はお雛様ギャラリーを開催していて、街中のお店のガラス越しにそれぞれ個性的なお雛様が飾られています。
老舗の鰻屋さん
床屋さん
アーティストの雑貨屋さん
サンプル工房
城下町プラザ(お土産屋&観光案内所)
これは一部ですが、どれも見る人を楽しませる素敵なお雛様たち。
普段やってるのかやってないのか分からない様なお店もこうやって道行く人の目を楽しませてくれていて、感動します。
以前のブログでハロウィンの飾りなども紹介しましたが、本当にアートな街でイベントの作り方も景観にこだわり、オシャレです。
地味でも、毎日の基礎がコツコツ積み上げられていること、日本の伝統がしっかり守られていること、神社やお寺など神様&仏様がたくさんいて街を守ってくれていること。当たり前のようで、今や貴重になってしまったこうゆう場所が子育て最初の出発地点でよかったなと心から思っています。
( 清流吉田川にも改めて感動)
3月は春まつり。地元の神社から獅子舞がでて、お神楽を演奏しながら街を練り歩くそうです。今からとっても楽しみです♡